随喜庵ごよみ
2025年 飛梅

梅の季節になりました。
梅と言えば大宰府天満宮。
毎年楽しみに出かけています。
大宰府天満宮の境内に
たどり着いたその途端に、
何とも言えない
梅の香りが感じ取れます。
充満しているのです。
空いっぱいに
私のすべてをこの香りが
包み込んでいるという感じです。
東風(こち)吹かば
匂ひおこせよ梅の花
あるじなしとて
春な忘れそ
この歌が自然と思い起され、
時間を超えて
菅原道真の思いと梅の精と
一つになれた気がいたしました。

本殿改修中で
藤本壮介さんが設計された仮殿。
道真公を慕う梅の木が
一夜のうちに飛んできた
飛梅伝説から着想を得て
鎮守の森の豊かな自然が
ご本殿前に飛翔し
仮殿としての佇まいを
つくり上げることが
コンセプトになっているそうです。


紅白の枝垂れ梅

曲水の庭


紅梅、白梅の共演


飛梅

家に帰り
一筆書いてみました。